この塩引鮭、

実は縁起をかついだ製法で

できています！

新潟県村上市は県北部に位置し、

古くから独自の鮭文化とともに歩んできた街です。

この地で生み出された鮭料理はなんと100種類以上！

歴史や人びとの想いも染みついた風土によって、

そんな鮭料理は育まれてきました。

今回ご紹介する塩引鮭、実は村上加工ならではの

特徴があるのです。

それは、頭を下にして吊り下げる　ということ。

そして、お腹はすべて裂かずに、真ん中1カ所はつなぎとめる　

という点です。

村上市は城跡、武家屋敷、町屋、寺町と、城下町の4つの要素が今も残る希少な街。

切腹を嫌う城下町精神はこの塩引鮭にもあらわれており、

縁起をかついでいるとも言えるのです。

塩で鮭の旨みを凝縮し、

水と風で味を調えます。

内臓やエラ、ぬめりを取り除き、塩をすり込んだ鮭を

低温保存します。

そして水で塩を抜き、干して完成させますが、

味を左右するのは自然の恵みであることはもちろん、

職人たちの長年の経験と勘にもよります。

新たな年を迎えるにあたり、ぜひその味をご賞味ください。

塩引鮭はこんなお料理で

楽しめます。

焼き鮭

鮭茶漬け

炊き込みごはん